本記事では私が25歳の時に経験した
リゾートバイトで学んだ「多様性理解の大切さ」
についてシェアします。
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世界中の仲間たち
私は半年間、石垣島の外資系ホテルで
ウェイトレスとして働いていました。
一緒に働いていた人々の出身国は、
フィリピン、マレーシア、チリ、
ブラジル、台湾、アルゼンチン、
ドイツ、フランスなどなど。
チーム全体で15名ほどの中
日本人はわずか5人で
お客様も7割が海外の方。
石垣島にいながらも
まるで海外にいるような職場環境でした。
そんな多様性に溢れる
ホテルの食事の場では
世界中の老若男女が
自由にビュッフェを楽しんでいました。
食文化から感じた「多様性」

あるテーブルでは
日本の大家族が朝食に
味噌汁やご飯・納豆を食べ、
別のテーブルでは
ヨーロッパ系のカップルが
海を眺めながら
コーヒー片手にパンをかじっている。
さらにその横では
中国人の子どもがギャン泣き中…。
テーブルごとに過ごし方や
食べ物の盛り付け方が全く異なり
世界の食文化を
目の当たりにした半年間でした。
数ヶ月も経つと
退席後の食べ残しの量や
テーブルの片付け具合を見て
どこの国の方が座っていたかが
大体分かるようになっていました。
多様性理解とは?
この環境で私が一番学んだのは
相手の価値観を理解することの大切さ
です。
特にそれを感じたのが
お客様が食事を終えた後の
テーブルの状態。
食事を終えた後の
「満足!ご馳走様!」
のテーブル上の表し方には
お国柄が表れやすく、
綺麗に食べ終わった皿を積み重ね
スタッフが片付けやすいように
通路側に寄せることで
感謝や気配りを表す国の方もいれば
食べ終わりのテーブルが
お祭りみたいに賑やかで
食べ残しがある方が
満足感の高いご馳走様の表現になる
と思う国の方もいました。
(国でくくっていますが傾向のお話です)
私自身、
外食をして席を立つ時は
一般的に日本のマナーと言われる通り
食べ残さずお皿を重ねることを
心掛けていました。
なので
賑やかなテーブルを
そのままに席を立つ方々を見て
「美味しくなかったのかな・・・」
「残すのになんでこんなに盛ったの?」
「このテーブル片付けるの嫌だな〜」
と嫌気とツッコミが止まりませんでした…
しかし、
その席を立った方々が帰り際に
わざわざ私たちの方に歩み寄り
笑顔で
『ARIGATOU!』
と言ってくれたとき
あのテーブルは“不満”を
表しているんじゃないんだ
と気付かされました。
同時に自分の価値観で
人を判断していたことに気づき
「多様性とは何か」
を考えさせられました。
「人」を通して価値観を広げよう
「YES」でうなづく国と
「NO」でうなづく国があるように
自分の常識は
誰かの非常識
でもあります。
私はあの経験を通して
人との違いを違和感と感じるより
面白さと感じながら
好奇心と感謝心を持って
過ごしていきたいなー
と思うようになりました。
「自分の価値観が
誰かの世界を広げ
誰かの価値観が
自分の世界を広げる。」
そのことを前提にどんな方とも
相手の世界を理解する
心がけを持てたら素敵ですね。
個人的には
世界主要国10ヵ国語の
『ありがとう』は
スマホなしで言えるように
なっていたいです。
以上、
外資系ホテルの
レストラン業務で学んだ
「多様性とは?」
についてのお話でした。