はじめに・・・
31歳を迎えワーキングホリデー(ワーホリ)の対象年齢を超えてしまったchikaです。悲しい、、
私は24歳のときにオーストラリアへワーホリに行きました。
月日が経った今もなお「あの時ワーホリであの経験をしていたお陰だ」と、日常でワーホリの恩恵を受けることが多々あるので、今回は長い目で見た時のワーホリの価値をお伝えしようと思います。
この記事が少しでも、今現在ワーホリ行きを検討している方の参考になれば嬉しいです。
ワーホリに行った理由
まずはサラッと私がオーストラリアにワーホリに行った経緯を書きます。
ワーホリに行った3つの理由
・20代のうちに海外生活をすると決めていたから
・4年半会社で働いてある程度の「やり切った感」があったから
・渡航費用が貯まったから
なぜオーストラリアだったの??
・自然豊かな街「バイロン・ベイ」にあるヨガ施設で講師の資格を取りたかったから
・オーストラリアでワーホリ経験のある友人に勧められたから
・真夏のクリスマスを過ごしてみたかったから
現地で過ごした1年間の流れ
現地では↓こんな1年間↓を過ごしました。
1~4ヶ月目:シドニー生活
ホームステイ(最初の1ヶ月)
オーストラリア人のご家庭で1ヶ月生活しました。
家族構成は、ご夫婦とお子さん2人(女の子・男の子)の4人でした。
初めの1ヶ月は毎日5時半に起きて、ステイ先から1時間ほどかけて語学学校に通い、夕食はホストファミリーと一緒に食卓を囲むという生活を送りました。
夕食後はみんなでUNOをして遊ぶほど、フレンドリーで仲良しなご家族でした!
語学学校(1~4ヶ月目まで)
最初の4ヶ月間で語学学校に通いました。
オーストラリア人の先生のもと、世界各国から来た20名前後のクラスメートと共に英語を勉強しました。
会話が成立していたかはさておき、意思疎通は取れていてとても楽しかったです!
シェアハウス生活(2~4ヶ月目まで)
シドニーの中心地にある高層マンションで、タイ人と日本人の計4人+猫1匹で生活していました。
私が住んでいたのはマンションの21階で、部屋からはシドニーの街が一望できました。
マンションの中には使い放題のジムとサウナもあり、語学学校・バイト先まではそれぞれ徒歩5分以内の立地と、すごく便利な生活環境でした。
アルバイト(3~4ヶ月目まで)
現地の3ヶ月目からは日本食店のホールで働きました。
2ヶ月間でしたが、現地のお客さんとも交流できてとても有意義なアルバイト生活でした。
5ヶ月目:インドネシアのバリ島に渡航
ヨガインストラクターのライセンスを取るために、一度オーストラリアを離れ、インドネシアのバリ島に移動しました。
当初はオーストラリアにある「バイロン・ベイ」という街でライセンスを取るつもりでしたが、日程と費用がうまく噛み合わなかったので、同じ資格が取れるバリ島の合宿にプランを変更しました。
6~11ヶ月目:ファーム生活
ワーホリ後半は、セカンドビザ取得に向けたファーム生活を送りました。
私はブルーベリーファームで2ヶ月・グレープファームで3ヶ月過ごし、セカンドビザ申請に必要な88日間の労働と、帰国前の旅行に向けた資金調達をしました。
40度近い真夏の外仕事はなかなかハードでした・・・
12ヶ月目:旅行・帰国
帰国前の2週間はオーストラリアの東海岸を観光しながら北上しました。
コアラを抱っこしたり、念願のバイロンベイに行ったりと、やりたいことを詰め込んだ2週間でした。
帰国後にワーホリ経験を活かせた出来事
ここからは、帰国後に上記のワーホリ経験が活かせた2つのエピソードを記載します。
外資系企業の仕事につけた
私は帰国した後に、沖縄の石垣島にある外資系ホテルのレストランでホールとして半年間働きました。
英語力は日常英会話レベルでしたが、直前までワーホリに行っていたこともあり、面接時の英会話テストもどうにかなりました。
ワーホリに行っていなければ、そもそも外資系ホテルで働きたいとも思えなかったと思うので、ワーホリによって英語力以上に、「外資系」という言葉に対する耐久がついたと思います。
ヨガインストラクターになれた
帰国から2年ほど経ったころに、ワーホリ中に取得したヨガインストラクターの資格を活かして、副業のヨガインストラクターとして事業を始めました。
日本で定職に就いているときは、2週間以上のまとまった休暇を取るのも難しかったので、時間をコントロールしやすいワーホリ期間で学びの機会を作れて良かったと思っています。
ワーホリによって変化した価値観
仕事や資格など、目で見てわかる出来事以外で、価値観にも大きな変化がありました。
特に人生に影響を与えている価値観の変化は以下の2つです。
モノより時間を大切にするようになった
ワーホリの1年間で「物質主義」から「時間主義」に変わりました。
変化の訳は、ワーホリ期間中の引越しの多さです。
限られた1年間をより有意義なものにするため、オーストラリア国内を転々とし住まいを5回変えたのですが、毎回、荷造りに時間と労力を取られることが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
下の写真は、空港で荷物の重量超過が分かり追加料金を免れようと、手放す物のドラフト会議を始める私です。
手荷物を必要なものだけに絞ってみると時間も労力も激減。
改めて身軽でいること心地よさを知り、それ以降は「モノより時間」で生きています。
「足るを知る」生活を送るようになった
5ヶ月間のファーム生活で「足るを知る」ことの大切さに気づかされました。
ファームの仕事は完全歩合制で、お天気やフルーツの状況によってその日に仕事があるかないかが決まります。
常に収入が安定しないサバイバル生活を通して、必要最低限で幸せに暮らすスキルが上がりました。
今では、渡航前に比べて、衝動的にモノを買ったり、買い過ぎて破棄したりすることは格段に減り、自分にとっての必要十分量での生活を不足感なく行えるようになりました。
ワーホリ検討中の方へ
ワーホリ効果は半永久的です。少しでも興味があるならぜひ!
ワーホリで学んだ、文化の違う他者を理解する力や、ワーホリ生活で気付かされた自分の価値観は、ワーホリから5年以上経った今でも日常生活の中で生き続けています。
渡航前は「膨大な時間とお金を費やす価値があるのか?」と何度も自問しましたが、今では、思い切って行って良かったと心から思っています。
ワーホリは長い目で見ると、生涯に活かせるスキルを得ることができたり、自分自身の「幸せ」について考えを改める機会になったりと、お金と時間には変えられない人生勉強になります。
(もし行って合わなかったとしても、それも一つの学びだと思います!)
ワーホリ検討中の方の中には、「ワーホリに価値があるのか?行って何になるのか?」という不安から、なかなかワーホリ決行を決断できない方もいると思いますが、きっと一つ一つの経験がその後の人生の指針をつくる財産になると思います。
少しでも迷っているならぜひ挑戦してみてください。